【新築住宅】広谷北分譲地の状況01【建売住宅】

2020/05/07不動産,売物件

広谷町の新築住宅の状況をちょこちょこ報告していこうと思います。
現地では土地の造成が終了して、建物の基礎の工事をしている状態でした。

4/7の現地写真

基礎は特に大事な部分ですので、しっかりやっていきます。

以下の工程が既に行われていました。

砕石地業工事

建物の外周に沿って基礎底盤の根切り(掘削)が行われ、そこに砕石や砂利を敷き詰めます。

転圧作業

建物外周部には、土台の上に柱が並び、二階や屋根の荷重も掛かります。そのため外周部は中央部分よりも深く”根伐り”をして、基礎底盤の幅や深さを確保します。

しっかりと砕石を転圧し、基礎立ち上げがある外周部を平らに仕上げて、次のステップは地盤面からの湿気の上昇を抑える『防湿シート(フィルム)』の敷設です。

防湿シート

砕石を平らに均した上に、サランラップのような透明な『防湿シート』を基礎底盤(耐圧盤)全体に敷き詰めます。ロール状のポリエチレン樹脂製シートなので、しっかりと重ね代を確保して、地面から湿気が漏れないように丁寧に施工します。

捨てコン

基礎フーチングと呼ばれる外周部は、コンクリートの型枠が水平に保てるように、ベースとして『捨コン』を打設します。

この段階では”平らに均すことが目的”なので、鉄筋は入りません。

4/9の現地写真

ベタ基礎の鉄筋を組んでいました。

またもや、以下の工程が既に行われておりました。

基礎墨出し

捨コンが乾いたら、遣り方(丁張り)から基礎位置を追い戻して、基礎型枠の位置を墨で表示します。基礎の中心部と型枠を置く場所を墨出しし、まずは外側の型枠を配置していきます。

フーチング配筋

基礎全体の底盤部に鉄筋を組みますが、まずは少し深くなった外周部の鉄筋を組んでいきます。深くなった部分を『根入れ』と呼び、根入れ深さは”梁の太さ”のようなもので、高さで強度を確保します。通常、地盤面(GL/グランドレベル)から15cm程度根入れをし、立上げ部分は40cm以上としています。

コーナー部分は土台の上に載る柱が二階まで繋がる『通し柱』が来るケースが多く、ホールダウン金物と呼ばれる”柱の引き抜き力に耐えるアンカーボルト”が埋め込まれるので、特に強度が必要です。

耐圧盤の配筋

地盤強度が強くても、やはり中央の間仕切り壁に柱を通して2階や屋根荷重が基礎に載るため、底盤全面に鉄筋を組む『耐圧盤』をつくると安心です。

いかに全体を鉄筋で組んでも、コンクリートの荷重もあるため、一定の間隔で区画をつくり、地中梁の鉄筋を組みます。ちょうど構造躯体の梁や桁と同じです。

ポイント

鉄筋を組んだ時、防湿シートを敷いた地面と鉄筋の隙間、立上げ部分の型枠と鉄筋の隙間を『かぶり厚さ』と呼びます。コンクリートを打った時に、地盤や外気に触れる面から鉄筋までの厚みが、コンクリートの寿命に影響を与えます。

地盤に面している場所では6cm以上、それ以外の外気に面した立上げ部分などは4cm以上のかぶり厚さ(空きスペース)が必要です。そのスペースを確保するための部材(ピンコロ石とかスペーサーとよぶ補助材)を設置しています。

出来上がってしまったら見えなくなるところだからこそ、重要なチェックポイントです。

浄化槽も埋め込み済みです

浄化槽も入れて配管されているみたいです。

4/7は15時頃、4/9は10時頃に行きましたが、日当たりは良好ですね。

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